project

「さくらハート」
商品リニューアル

埼玉県のみぬま福祉会の作家、
成宮咲来さんのアートを使ったアクセサリー
「さくらハート」のリニューアルをお手伝いしました。


2015年


グッズ展の受注販売を皮切りに、新たな形で好発進した新さくらハート!
まだリニューアルは完成ではありません。やはりスタッフさんたちの思いは、素敵なお店における商品に。ということで、今後も広く売り出していけるようにパッケージを整えることになりました。
そこで今回ご協力をお願いしたのは、1105Designの岡崎伊都子さん。商品のデザインも得意なグラフィックデザイナーさんです。快く引き受けてくださった岡崎さんからの提案には、スタッフ一同歓声をあげてしまうような、自分たちだけでは作り出せなかった素敵なイメージをパッケージで表現してくださいました。

いよいよ、リニューアルした「さくらハート」が工房集から自信をもっておくりだされ、透明のパーツに込められた咲来さんの小さな世界が、いろんな人のもとへ旅立っていくことを期待しています。

 

SAKURA HEART by sakura narumiya
~指先からこぼれ落ちる気持ちのカケラ〜
ネックレス(ゴールド)¥5000
ネックレス(シルバー)¥4000
ピアス (ゴールド)¥4600
ピアス(シルバー)¥4000×


2014年


指先で細かいものを丸めるのが得意だった成宮咲来さんに出来ることは何か?と模索していたスタッフさんが、試しに細い銅線を渡してみたことで生まれた「さくらハート」。
繊細で複雑ででも美しいきらめきを持った銅線は、咲来さんの雰囲気にもぴったりでアート作品として注目を集めました。
そして、その女性らしい印象からアクセサリーとしての販売がスタートしたものの好評になるにつれて、商品にするための加工が追いつかないという問題がでてきました。また、せっかくなら、より咲来さんの作品を引き立たせる商品展開をしたい!という声があがり、関わるスタッフが一同に集まって「さくらハート」のリニューアル会議がはじまりました。

まずは現状把握。今まで話し合ったことのない、商品についての分析です。
簡単なことばではお互いに共有していた現状や目標も、いざ詳細にマッピングしていくとちょっとしたずれも見えてくるので、すぐに確認し合えます。どんな人に届いてほしい商品なのか、買ってくれたお客さんにはどんなことを感じてほしいのか…。いろんな年代のいろんなスタッフが何度も話し合いながら目指すところを少しづつ固めていきます。ちなみに、「さくらハート」のペルソナちゃんは、作者の咲来さんと同じ年の女の子。
じつはcon*tioがすすめていくのは、担当になるスタッフさんがひとりで商品展開を抱え込まなくても良いような、施設内の体制づくりが本当の目標だったりもします。

そんなこんなでイメージを共有しながら、続いては実際のものづくりについて。
こちらは課題にあがっていた樹脂加工の問題点をクリアするために、プロの仕事でなお且つ融通をきかせてくれる業者さんを見つけることと、デザインのアドバイスをしてくれるアクセサリー作家さんをつなぐことで前進することができました。

そして今回、基本のデザインをお手伝いしてくださったのは、ご自身でもアクセサリーやファッション小物を制作しているRelayの早水博之さん。細かい部分に気を使ったシンプルで繊細な美しさを強調するテイストとなり、11月の工房集グッズ展「ツグズムズ 7」で初お披露目されました。