project

水村英喜 作品集
[SIGNALED ORCHESTRA]

水村さんが長年作り続けたジオラマのような立体作品。
その不思議な魅力を写真に収めた作品集ができました。


書名 SIGNALED ORCHESTRA(シグナルド オーケストラ)
仕様 A5判 32ページ

作品:「北仙台駅」水村英喜
題字:水村英喜

撮影:五十嵐一晴  装丁:鈴木統雄
企画制作:con*tio
協力:社会福祉法人戸田わかくさ会 / 平成26年度 障害者人材育成資金補助対象事業


水村英喜
1981年生まれ、埼玉県在住。
2014年 埼玉県障害者アート企画展
工房集セレクション「埼玉県の8 人展」
2015年 ボーダレス・アートミュージアムNO-MA「アール・ブリュット☆アート☆日本2」

五十嵐一晴
1978年生まれ、神奈川県出身。
2008年塩竈フォトフェスティバルPGI賞。Lodge ALASKA所属。

水村さんは埼玉県在住の34歳です。
普段は戸田わかくさ会で軽作業としてどらやき作りや園芸などをしています。
そんな水村さんですが、実は9年間に渡り人知れず自宅でジオラマのような作品を作り続けていました。

それが最近になって施設のスタッフに伝わり、さらに様々な人がその魅力に注目したことをきっかけに、この作品の写真集をつくろう!という企画がスタートしました。
その後、何度か展覧会への出展が実現しましたが、大きな立体作品であるため、多くの人に知ってもらうには作品集が良い媒体になりそうです。

たくさんの素材を寄せ合わせて作りあげられた街は、水村さんの大好きなモノに溢れています。特に信号やエレベーターは、もっともこだわりのあるところ。色々な要素が合わさって奏であう街というイメージから、作品タイトルの「北仙台駅」ではなく、「SIGNALED ORCHESTRA(シグナルド オーケストラ)」というタイトルになりました。(英語ではちょっとおかしい表現なのですが。)
題字も本人に描いてもらっています。

また、この作品集のポイントは、あくまで写真家の五十嵐一晴さんの目線が捉えた景色というところです。実物を見るのとはまたちょっと違った、写真でしか見れない街の表情が魅力です。

そして、寄稿は中津川浩章さん、デザインは鈴木統雄さんと
とても素晴らしいチームで作りあげることが出来ました。

まずは皆さんに手にとっていただきたいと思っています。
末永く本棚にあるような、ふと開くとちょっと違った世界があることを思い出す、そんなさり気ない本でありたいと思います。

そして現在コンティオでは、この書籍に関連した作品展・写真展の開催場所を探しています!
おすすめのスペースを知っている方や、うちでやっても良いよーという方はご一報ください♪